角膜内皮障害とは一体どのような目の病気かを丁寧に解説します
知らない間に進行する?角膜内皮障害とは
あなたはコンタクトレンズを使用している間、しかもほとんど何も感じることのない状態で進行してしまう角膜内皮障害という病気をご存知でしょうか。
今回の記事では、このコンタクトレンズ使用者であれば誰がなってもおかしくないと言われている角膜内皮障害という病気の実際の症状やその治療法などについて解説していきます。
コンタクトレンズを毎日のように使用しているという人には、ぜひ一度目を通しておいて欲しいと思います。
それでは早速解説を始めていきましょう。
角膜内皮障害とはどんな病気?
では初めにこの角膜内皮障害とは具体的にどのような病気なのか解説していきます。
角膜内皮障害とはその名前の通り角膜の組織の1つである角膜内皮に何らかの障害が起きてしまう病気のことです。
角膜内皮は、六角形の形状をしていて、普段は角膜の透明度を保つための働きをしているのですが、この角膜内皮障害になってしまい、その症状が進んでしまうとその透明度を保つ機能が落ちてしまい、結果的に目がかすんでしまうような症状が起きるとされています。
ただ、目のかすみが起きるのは角膜内皮に何らかの障害が起きて、それが角膜全体に悪い影響を与えてむくんでしまってからの事であるのですが、ほとんどの場合、角膜内皮障害になったとしても目のかすみの症状が起きるまで症状が進行するまでは気づくことはないと言われています。
角膜内皮障害はどのように治療するの?
それではこの角膜内皮障害になってしまった場合、どのような治療法を行っていくのかというと、実は、先ほどお話したような目のかすみなどの症状が実際に出ない間は特に治療は必要ないと言われているのです。
ただ、自覚出来る症状として目のかすみがあった場合には、その目のかすみを引き起こしている原因である角膜全体のむくみを和らげる作用のある目薬を使うようです。
また角膜内皮障害がさらに酷い状態なくなると、最悪の場合、角膜の移植手術が必要になることもあるようですので、単なる目のかすみだと甘く見ずに、何かしら目に異常を感じたら必ず眼科で目の検査を受けるようにすることをオススメ致します。